☆プール講習:5/25☆
三社祭の翌週の日曜日にプール講習を無事クリア。
ショップ近隣にあるスポーツクラブ内に併設されている、水深3m程の小さなプールを使い、初めて機材一式を使って潜り、課題のスキルをひと通り行う。
不安はたくさん。
呼吸はちゃんと出来るのか?耳抜きちゃんと出来るのか??
初めてレギュレーターを咥え、口呼吸してみる。
ちゃんと呼吸は出来るんだけど、なんか風邪をひいている時のような、ちゃんと呼吸できていないような変な感じで不安がぬぐえない。
「水中の方が楽に呼吸できるよ」とアドバイスもらい、えいっと顔を水中に入れてみた。
あらら。本当だ、違和感はあるけど、水中の方が楽かも。
でも不思議な感じ。
レギュが外れた場合の咥えなおし&リカバリー、マスククリア、相手からのエアのもらい方&与え方…
意外と、スキルの一つひとつは冷静にこなせる。
なのにずっと、この呼吸の仕方で最後まで水中にいられるんだろかという不安がずっとあって、なんとなーく体の中の血が冷たくなっているような気分を感じていた。
リタイアかなぁ…と。
しかし、そう思いながらも何事もおこらず最後のスキルまでクリアする事が出来て、拍子抜け。
あれ、大丈夫じゃん、と。
陸上で耳抜きを試した時には右耳しか抜ける実感が無かったのに、潜ってみると、ちゃんと抜けていた。
プール講習を終了した時には不安も消え、翌週末の海洋実習がとても楽しみに思えてきた。
☆海洋実習初日:5/31土曜日☆
朝から大雨。台風が沖縄あたりにいるらしく、波も高い。
ダイビングショップに集合し、バンで伊豆に向かう。
伊豆に行く時にいつも通る見慣れた道を走ると荒れた海が見える。
オープンウォーター講習の私達二人以外は皆、デジカメ講習のツアーとの事。
でも彼らの潜りたいポイントはことごとく潜水禁止になっている様子で、スタッフがあちこちに電話かけまくって状況を確認している。
こんな天気だと彼らは大変なのだろうな。
高速のSAで横浜方面からのマイクロバス数台と合流し、指示で乗り換えたバスには私達と同期になる、オープンウォーター受講のメンバーが先に3名乗っていた。
初対面だけど、担当してくれるインストラクターさんが上手く誘導してくれてとても楽しい雰囲気に。
私達5名を担当してくれるのは、私とほぼ同年代の姉御肌のKさんと、未だ新米君だけど感じの良いO君。
特にO君は、私達がオープンダイバーコースの資料をもらいにこのショップにふらっと行った時に対応してくれた人で、彼の話を聞いていて「このショップに決めよう」って思ったのだった。
このショップ、確かに料金は安くないけど、感じの良いスタッフが多いなぁ。
私達が講習を受ける赤沢ビーチに他のベテランダイバー達も大集合していた。
東伊豆で潜水禁止になっていないのはここだけなんだそうだ。
大雨、うねり、濁った海水、狭いエリアに大勢のダイバー…と、早くも罰ゲームのような状況にクラッときたが、同時にワクワク感も。
せっかくウェットスーツを作ってもらっていたけれど、今回は未だウェットには早いかも…という事で、ドライスーツを借りている。
ウェットスーツより着やすいんだな。しかも洋服の上に着られるってすごく便利。
浮きやすいという事で、重りをたくさん付けられてしまうのではあるが。
ウェットスーツを着用したプール講習では、3kgの重りを腰に巻いたが、ドライ着用の今回はなんと7kg!そして足首に0.5kgずつだから、トータル8kg。
10kgくらいあるタンクをしょったら、体力自慢の私でもヨロヨロである。
BCD,レギュ等の重機材はレンタルで、プール講習で使ったのとちょっと仕様が違う。
使い方を一通り復習し、いざ海へ。
ビーチからエントリーし、指定のブイまで泳いで行ったら、順次潜る。
泳ぐのも呼吸も不安だらけの私だがO君が丁寧にケアしてくれるので安心してブイまで泳ぐ。
しかしやはり、この呼吸で海中にいる間ちゃんともつのか?という不安が頭から離れなくて、ブイに辿りついたところでレギュを外してしまった。
なかなか咥え直す勇気が出ず、ブイで深呼吸。ここでリタイアかな…って一瞬頭をよぎったけど、O君に励まされ、意を決してロープつたいに潜降。
そしたら、潜ってしまったら何ともなくなった。
海中は濁っていてうねりもあり、必死で課題をクリア。
2つ3つの課題をそれぞれクリアしたら、後は皆で海中探検の楽しい時間だ。
いつもシュノーケリングで見ている沖縄の海とは全く違う環境だけど、魚が思ったよりたくさんいて、超エキサイティング。
中性浮力のキープが難しく、ほとんど沈みっぱなしで戦車のような状態だったけど、船を使わずに初めてみる海の中は何とも言えない感動的な景色だった。
泳げ!たいやき君の歌詞が頭の中に浮かんでくる。すごい、濁った環境でもこんなに楽しい!
これはハマるかも、という予感が頭をよぎる。
ゴハンの後、2本目。
食後という事もあって、ブイまで泳いだら、今度はげっぷが気になってなかなか潜る勇気がわかない。
しかもどんなにBCDに空気を送っても顔が海上に出ず、溺れそうになる。
Kさんに「レギュ咥えれば顔が沈んでも大丈夫だし、げっぷでもくしゃみでもなんでも海中でも出来るよ」と言われ、急に安心。そっか、そうなんだ。
そしていざ潜降を開始すると、やはりもう不安はそこで解消された。
なんだか呼吸が上手くいかなかったのは咥え方が浅かったという事が分かり、自分にとってまぁ快適な呼吸を見つけた途端、つきまとっていた不安感が、すとん、と落ちた。
2本目が終わり、片付けをしている時、何ともいえない達成感のようなものに覆われていた。
懐かしい気持ち。これって、一番厳しかった高校時代の部活が終わった後の安堵感に似ているかも、ってふと思い出した。
脱走しようかと思った程の夏合宿。一日の練習が終わり、ようやく片付けに入った時にこんな感じを味わったっけ、と。
ふとBDCを見ると、ジャケットに空気を供給する蛇腹ホースが、スパッと切れていた!陸上でチェックした時はちゃんとしてたのに。
どーりで浮かない訳よ、どんなに空気送るボタン押しても。
でも理由が分って納得できてよかった。
熱川の旅館で、お風呂・ゴハン・飲み会を兼ねてのログ付け。
「今日こんな魚を見た」って皆で報告しあい、魚図鑑を開く。こんな楽しみがあったなんて!
魚の名前を覚えたいなんて思ったの初めてだ。
女子部屋は、少し年下のYちゃんと、母さんと同年代の女性。3人でのお茶を飲みながらの会話もまた楽しい。
いろんな世代の人と一緒に出来るのって良いね。
☆海洋実習 二日目☆
日曜日、快晴!
朝ゴハンをがっちり食べ、今日は富戸ヨコバマビーチで2本潜る。
とてもキレイなビーチで、準備段階からもう期待でワクワク。
エントリーする時に波が大きくて大変だったけど、ブイで潜降待ちしている時も景色を楽しむ余裕が出来ている。
今日はすんなり潜れそうな気配。
ふと海面に顔を沈めて自分の真下を見てみると、先に潜っていった仲間達の呼吸した泡があがっているのがたくさん見えて、光に映えて息を呑む程キレイだった。
その時、自分が昔から「水のある風景」が大好きだった事を思い出した。
波の形だったり、崩れる泡だったり、水族館の水槽の中を泳ぐ魚とその周りで動く水の形だったり…
初めて、海中を見ながら「早く潜りたい!」って思った。
バディであるダンナと、コンパス使用のスキルを行っている時に、彼のコンパスと深度計が壊れている事に気付く。
私の使っている方がちゃんと動いているようなので、二人で私の計器を見ながら動いて、クリア。
こういう時の為のバディシステムなのだな。
今日は天気も良く、魚も昨日と比べものにならないくらい目撃した。
うつぼ、カワハギ、ホウボウ、キタマクラ、ソラスズメダイ…名前を覚えてない魚もたっくさん。
伊豆って豊かな海なんだな。
台風の影響で少し白濁気味といえ、頭上に差し込む太陽の光が反射する海の中を泳ぐたくさんの魚の群れを見上げていたらとても幸せな気持ちになった。
あの沖縄の海だったら、と思うとゾクゾクする。
ただ、その前に浮力調整等のスキルを見につけなきゃいけないな、と強く思った。
だってこんな状態で珊瑚礁に潜ったら、バキバキに折っちゃいそうだもの。
2本目は、潜降時に左耳の耳抜きが上手くいかなくて何度もちょっと浮上して抜いて下降して、を繰り返して手間取ったけど、時間をかければ解決できる事が分っていたのであせらずにすんだ。
他の皆さんにはご迷惑おかけしてしまって申し訳なかったけど。
水中でマスクを完全に外して付け直すスキルをやっていた時に、一緒にレギュまで外してしまって、あれ!って思ったけど、冷静にレギュを探して咥えなおし、それからマスクを付け直してマスククリア、の手順を実行できた。
パニックにならなかった自分にビックリ。完了した時、思わずO君とガッチリ握手。
全て完了し、無事全員にCカードが交付されることになりました。ばんざーい。
まぁ落ちる人は余りいないと聞いていたけれど、私的には精神的なモノがどう作用するか不安であったので、もう嬉しくて仕方ない。
車の免許取得と同じで、海に潜る初歩的な基礎をクリアしたに過ぎない訳で、後は技術を磨くのがとても大切。
ここのショップでは、「土曜日に大きなプールで、個々の課題のスキルを集中指導してビデオに撮ってくれ、日曜に海に2本潜る」というプログラムをやっていて、6月末の週末に開催されるコースはKさんが担当されるとの事。
ダンナは既に泳ぎの達人なので、私は一人でこのコースに参加する事にした。
ちゃんと人や自然に迷惑かけないで済むように、自分の動きをコントロールできるレベルにまでもっていきたいからね。
待ってろよ、八重山の海!
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